CASE 07棟積み替え工事

BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER
施工料金
498,000
工事期間
延べ12日間

大型台風で瓦の棟が崩れてしまいました。熨斗瓦というかまぼこ板みたいな瓦を3段積んで5寸丸という半月型の棟瓦が被さっていましたが、昔は葺き土の粘土の粘着でつけて、すぐ切れる細い銅線で留めているだけの工法なので台風や地震で簡単に崩れてしまいます。
今回はガイドライン工法+熨斗を積まずに二回り大きい7寸丸という棟瓦で被せます。既存の棟を撤去して金具を使い棟の中に垂木を通します。漆喰も使わずハイロールというものを使うことによって軽量化も量ります。垂木にしっかりと棟をビスで打ち付けることにより台風、地震に強い棟瓦が出来ました。2022年からようやくこのようなガイドライン工法と呼ばれる瓦の固定化が義務化されました。特に阪神・淡路大震災の後、2000年に出来た基準以前の瓦の工法はビスも使わずに載せてあるだけの工法なので、自然災害の被害に遭いやすいです。瓦は1枚でも3キロ前後の重さがあるので、落下すると危険です。足場が必要な工事だったので工事期間は延べ12日間でした。

工事費用内訳
摘要 数量 単価 金額
足場 架け払い(養生シート込) 150㎡ 900 135,000
既存棟撤去 18m 1,000 18,000
地瓦調整 18m 1,000 18,000
棟金具 垂木 18m 1,000 18,000
ハイロール 18m 4,000 72,000
棟瓦 7寸丸 隅巴含む 18m 9,000 162,000
現場管理費・発生材・残材処理費 1式 30,000 30,000
端数お値引き 1式 -273 -273
小計 452,727円
消費税 45,273円
合計 498,000円